「天気」と「天候」と「気候」と「気象」の違いとは?

なじみのある「天気」という言葉に似たものに「天候」と「気候」と「気象」があります。
使われ方が似ていて違いがわかりにくいこの4つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

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「天気」と「天候」と「気候」と「気象」の意味の違い

「天気」と「天候」と「気候」はほとんど同じ使われ方をします。
ある地域の気温や湿度、風や雨の状況などを表します。
この3つで違うのは、表す期間です。

「天気」は数時間から数日の状態に対して使われるので、比較的短期間の状態を表します。
そのため、「今日は天気がいい」など、日常的に使われるのはほとんど「天気」です。

「天候」は1週間や1か月などの期間について言及する言葉です。
一方で「気候」は1か月以上の長期間の状態を表します。
「この地方の夏の気候は落ち着いている」などと使います。

「気象」は使われ方が異なります。
大気の状態やその変化を物理現象としてとらえていく言葉で、主に研究や学問の分野で使われます。