「産科」と「婦人科」と「産婦人科」の違いとは?

女性特有の病気が疑われる場合や、出産にまつわることを診察してもらう時に行く診療科に「産科」と「婦人科」と「産婦人科」があります。
違いがわかりにくいこの3つにはどのような違いがあるのでしょうか。

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「産科」と「婦人科」と「産婦人科」の意味の違い

「産科」と「婦人科」と「産婦人科」はそれぞれ担当する領域が異なります。

「産科」は、出産にまつわることのみを扱います。
妊娠から出産、そして産後のことまで、出産に関することに特化して扱っています。

「婦人科」は女性特有の疾患などを扱う診療科です。
不妊や生理不順、生理痛、性感染症、更年期障害、女性器に関わる疾患など、女性特有の疾患は多く、それらに対して専門的に対処します。

「産科」と「婦人科」の両方の領域にまたがって取り扱っているのが「産婦人科」です。
ただし、最近の「産婦人科」では分娩に対応せずに不妊治療などに特化した病院もあり、自分にどのような診療が必要かを見極める必要があります。