「出生地」と「出身地」の違いとは?

使っている漢字が1文字違うだけであり、近い意味をもつ「出生地」と「出身地」。
どのような違いがあるのでしょうか。

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「出生地」と「出身地」の意味の違い

「出生地」の考え方は1通りであり、1か所に定まりますが、「出身地」の場合は3通りあるため、どれを取るかで「出身地」に違いが出ます。

「出生地」は文字通り生まれた土地のことで、自分が生まれた地域のことを指します。
戸籍謄本に掲載されているものと一致するので「出生地」は法律的にも効果を持つ概念です。

対して「出身地」には、以下の3通りの考え方があります。
1つめは「生まれた土地」とすることで、この考え方では「出生地」と「出身地」は合致します。
2つめは「生まれ育った土地」とする場合です。
生まれと育ちが同じ土地の場合には「出身地」に迷うことはないですね。
3つ目は「育った土地」とする場合です。
転勤族などで1か所にとどまっていない場合には、長い時間を過ごし人格形成に大きく影響を与えた土地を「出身地」と考えるケースもあります。