「HIV」と「エイズ」の違いとは?

日本でも感染者が増え続けていることで問題視されている「HIV」。
「エイズ」との違いは何でしょうか。

スポンサーリンク

「HIV」と「エイズ」の意味の違い

「HIV」は「エイズ」発症の原因となるウイルスのことで、病気自体を指すものではありません。
「HIV」は「Human Immunodeficiency Virus」を略したもので、日本語に訳すと「ヒト免疫不全ウイルス」です。
ウイルス自体は非常に弱いものなので、日常生活で感染する可能性はほとんどありません。
感染経路のほとんどは、性的接触による感染と血液感染と出産や授乳による母子感染の3つです。

「HIV」に感染し、免疫力が低下して指標疾患であるカポジ肉腫や悪性リンパ腫などを発症すると「エイズ」の発症とされます。

現在の医療ではHIVを死滅させることはできないため、完治はできません。
しかし、HIVに効果のある薬の研究は飛躍的に進んでいるので、エイズ発症前に薬を飲み始めれば、一生発症することなく暮らし続けることもできます。
発症を抑え、変わらない生活を続けるには定期的な検査などによる早期発見が大切です。