「カカオ」と「ココア」の違いとは?

両方ともチョコレートなどの甘い食べ物をイメージさせる「カカオ」と「ココア」。
2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

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「カカオ」と「ココア」の意味の違い

「ココア」は加工されてできた食品のことを指し、「カカオ」は植物の名前です。
「ココア」の原料となっている植物が「カカオ」です。

「カカオ」はアオギリ科の常緑高木で、中央アメリカや西アフリカなどの地域で栽培される植物。
大きいものでは10mほどの樹高になる木です。
この「カカオ」に実る果実の中の種子が「カカオ豆」。
直径およそ20㎝の果実の中に、カカオ豆が30個ほどあります。

収穫された「カカオ豆」は様々な加工を経て私たちが口にする食品に姿を変えます。
加工の過程で、ココアバターと呼ばれる脂肪分を取り除いて粉末状にしたものが「ココア」の原料。
乳製品などを加えて味を調整するとココアパウダーやココア飲料になります。

チョコレートを作る場合には、ココアバターを取り除かずに砂糖などを加えて加工することで完成します。