「団扇(うちわ)」と「扇子(せんす)」の違いとは?

夏の暑い日に重宝する「団扇(うちわ)」や「扇子(せんす)」。
両方とも、あおいで風を送るという目的は同じですが、どのような違いがあるのでしょうか。

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「団扇(うちわ)」と「扇子(せんす)」の違い

うちわと扇子はどちらも「おうぎ」の一種です。
「おうぎ」とは、手にもってあおぐことで風を送ることができる道具のことを指し、「団扇」も「扇子」も風を送ることが目的の道具です。

一番の大きな違いは形状です。
「団扇」は丸型や四角型の扇面に持ち手がついています。
「扇子」に比べて持ち運びには適しませんが、「団扇」はより多くの風量を送ることができるので、涼をとる目的に適したものと言えます。
持ち手があることにより、てこの原理を利用してより強くあおげるのも「団扇」の特徴です。

「扇子」は持ち運びに適しています。
折りたたんで持ち運べるため、小さなかばんに入れて必要に応じて取り出せる手軽さが魅力です。
また、「扇子」は贈答品に使われたり舞踊に使われるなど、「うちわ」に比べて文化的な側面もあります。