幼稚園児がお絵かきによく使う「クレヨン」と、学齢が上がってから使う印象の「クレパス」。
名前が似ているこの2つの画材にはどのような違いがあるのでしょうか。
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「クレヨン」と「クレパス」の意味の違い
「クレヨン」をもとにして開発された画材が「クレパス」です。
「クレヨン」は材質が硬く、「クレパス」は柔らかい特徴があり、それに伴って向いている絵の性質も変わってきます。
「クレヨン」は長い歴史を持った画材です。
19世紀も終わりに近づく頃に、フランスの会社が蝋と顔料を混ぜた画材を開発したのが、現在使われている「クレヨン」の原型です。
クレヨンの素材には蝋が多く使われていて、強く書いても折れにくい、紙にしっかりと描けるという性質から幼児向けに使われることが多くなりました。
一方「クレパス」は、簡単に扱えるけれど繊細な描き方には使いにくい「クレヨン」と、様々な色調を表現できる「パステル」の良い所をとって株式会社サクラクレパスが開発した商品。
「クレパス」は登録商標で、一般名称は「オイルパステル」です。