「温泉」と「鉱泉」の違いとは?

日本には全国に多くの「温泉」があり、最近では外国人旅行客にも人気です。
「温泉」と似ているものに「鉱泉」がありますが、この2つの違いはなんでしょうか。

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「温泉」と「鉱泉」の意味の違い

「温泉」と「鉱泉」の違いは一般的には温度の差だと考えられています。
入って気持ちいい温かいお湯が「温泉」で、そのままでは入浴できない冷たいものが鉱泉と考える人が多いですね。

しかし、1948年に制定された「温泉法」の中では、摂氏25度以上または定められた量以上の規定物質が含まれたものが「温泉」とされています。
そのため、冷たい鉱泉であっても一定量以上の指定物質を含んでいれば温泉と呼ばれることになります。
この観点で見ると、「温泉」と「鉱泉」の差はほとんどないと考えることができます。

しかし、実際には温かく入浴できるものを「温泉」、冷たいものを「鉱泉」とする場合が多いです。

なお、「温泉」の基準温度は日本では25度以上ですが、ドイツでは20度以上など、国によっても異なります。