「鏡開き」と「鏡割り」と「鏡抜き」の違いとは?

祝勝会などめでたい席で行われる「鏡開き」「鏡割り」「鏡抜き」。
人によって呼び方が違うように感じますが、この3つにはどのような違いがあるのでしょうか。

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「鏡開き」と「鏡割り」と「鏡抜き」の意味の違い

最近では「酒だるを開けること」を「鏡開き」と呼ぶことが多いです。
しかし、本来「鏡開き」は「正月にお供えした鏡もちを下げて食べる行事」を意味します。
「鏡割り」も同様の意味がありましたが、「割る」が入っていて縁起が悪いためあまり使われなくなりました。

「酒だるを開けること」は本来「鏡抜き」と呼びます。
これは、酒だるの蓋を「鏡」と読んでいたことに由来しています。
しかし、「抜く」の言葉の縁起が良くないこともあり、次第に「鏡開き」などの言葉が使われるようになりました。

一般には「鏡開き」が使われる機会が多いものの、報道では「鏡開き」は正しくない、また「鏡抜き」も適さないという視点から「酒樽を開ける」と言うことが多いです。