「春の七草」と「秋の七草」の違いとは?

「春の七草」と「秋の七草」は聞く機会が多いものの、何を指すのかわかりにくい言葉です。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

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「春の七草」と「秋の七草」の意味の違い

「春の七草」と「秋の七草」は、それぞれの季節の植物から7つずつを選んだものですが、その目的は違います。
「春の七草」は食べることを目的に選ばれていて、「秋の七草」は観賞することを目的に選ばれています。

「春の七草」は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずしろのこと。
この7つを入れた「七草粥」は、1月7日に1年の無病息災を願って食べる行事食です。
おせち料理で疲労した胃腸を休めることと、冬に不足しやすい栄養素を摂る意味もあります。

「秋の七草」は、はぎ・おばな・くず・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・ききょうのこと。
秋を代表する見た目が美しい草花が選ばれています。
ただし、くず・おみなえし・ききょうなどは根や葉が薬用としても使用されることがあります。