「トリ」と「大トリ」の違いとは?

年末になり紅白歌合戦の出演者が決まると話題になる「トリ」や「大トリ」。
この2つの違いはなんでしょうか。

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「トリ」と「大トリ」の意味の違い

元々は、「トリ」という言葉が寄席(よせ)で使われていました。
寄席では、最後に演じる人は位が高く、全員分の給料を「取り」、そして一人ひとりに分配していました。
ここから、最後に演じる人のことを「トリ」と呼んでいました。

「大トリ」は主に紅白歌合戦など、最後に登場する人が2組以上いる場合の言葉。
紅白歌合戦では紅組と白組にそれぞれ「トリ」がいますが、全体の最後にパフォーマンスをする人を「トリ」と区別して「大トリ」と呼びます。
これは、2組以上の「トリ」がある場合に使う言葉なので、「トリ」の語源になった寄席の世界では「大トリ」が使われることはありません。